「(実力は自分の方が上なのに)なぜ、あの人にあの仕事が行くんだろう?」
「(自分の方がクオリティが高いのに)なぜ、あの人の方が単価が高いんだろう?」
誰でも一度は、考えたことが思います。受注・失注には「運」や「ツキ」は関係ありません。仕事がどのように発生するか、を突き詰めていくと、今後のキャリア形成につながるヒントを得ることが得られるでしょう。
その一方、仕事は、ありすぎても困りますし、波(ムラ)があっても困る、やっかいなものです。1996年に「株式会社スイッチ」を創業して18期目。ビジネスを継続させていく上で大切なこと、また、イベントテーマである「プロジェクトをうまく成功に導くための」仕事術についてお話しします。
Webサイトの構築やコンサルティングを中心に、WebやDTPに関しての講演やトレーニングのほか、書籍の企画や編集、スクールなどのカリキュラム開発も手がける。
2005年からCSS Niteを主宰。日本全国、および海外に展開し、300回を超える関連イベントを通し、のべ40,000名を超える方が参加している。
テクニカルライターとして20冊以上の著書を持ち、総販売数は14万部を超える。
Web制作プロジェクトで急な仕様変更、手戻り、予算確保に苦労した経験はありませんか?
私はあります。
コミュニケーションをより効率的に円滑にできれば、提供できるサービスの品質も、自身やチームのモチベーションも向上させられるのではないでしょうか。
本セッションでは私たちWeb制作会社が提供するサービスで5年後も事業を継続させていく一つのポイントとして、
「Webプロジェクトでは誰とどのようなコミュニケーションを取るとベストなのか?」
「ボトルネックになっているのはどこか?」
について、私の失敗と挫折の経験から得たコツとポイントをお伝えします。
インターネットストラテジー 代表
株式会社WOXコミュニケーションズ 取締役COO
株式会社Wittar 取締役副社長
Webプロデュースや経営コンサルティングなど、企画とコンサルティングの実行を主な業務とし、Web制作会社の中では数少ない “HTMLが書けないWEB屋さん”。
1998年よりWeb制作を始め、2003年に中古車屋の営業マンからWebプロデューサーへ独立転身。自営業と並行し、法人の設立や同業他社の顧問などを経て、2007年から株式会社ウィターの取締役副社長、2010年から株式会社ウォークスコミュニケーションズの取締役COOなどマネジメント業務、2013年より株式会社KDDIウェブコミュニケーションズの外部顧問(クリエイティブ顧問ズ)も兼任。
常にコンサルティング・企画・実行の最前線に立ち、企業Webサイトの有効活用や健全な市場形成を目指し活躍中。
Web制作において、プロジェクトを円滑に進めたいという思いはみな一緒です。その思いは、制作者だけでなくクライアントも同じ。失敗したいと思っているクライアントはいないはずです。
皆が成功を望んでいるにも関わらず、プロジェクトがうまく行かなかったり苦労が減らないのは何故でしょうか。
私は昨年、東京から広島に活動の拠点を移し、情報設計やウェブ解析を軸に、ディレクター、IA(インフォメーションアーキテクト)、デザイナー、フロントエンドエンジニア、上級ウェブ解析士、プロデューサーなどいろんな立場で大小さまざまなプロジェクトに携わらせて頂きました。
その中で、東京での常識やノウハウが通用しない場面や、噛み合わない場面などがいくつかありました。
東京と広島という市場を経験した中で見えてきたこと、東京と広島のウェブ市場の独自性や文化背景の違い、実際に有効だったノウハウやテクニックなど、実例と肌感覚を交えてお話しながら、制作者がどのようなマインドでクライアントと向き合えるのかという事をお伝えすることで、みなさんのプロジェクトの現場で活かせるヒントになるかもしれません。
2000年頃より趣味でWeb制作に携わり、ECサイト制作、ネットベンチャー、ユーザー系SIerなどでデザイン、コーディング、ディレクション、Information Architectなどフロント周りの経験を積む。
自社サービスやポータルサイトの企画・立ちあげ、メディアサイト構築、自治体、公官庁、大手企業Webサイトのリニューアルやプロモーションなどに携わる。
上場企業IRサイトのユーザビリティ評価受賞や、自治体ホームページリニューアルのアドバイザー経験もあり。
ファシリテーションやコーチングの手法などを取り入れた、大胆かつ綿密なプロジェクト進行も得意です。
2012年6月より広島に拠点を移し、情報設計とウェブ解析を軸に、実成果を重視したホームページ構築や、ブランディングからクリエイティブのご提案、制作・運営のご支援を行っています。
最近では、情報設計を強みとした、iOSアプリのUI制作も手がけています。
皆さんが精魂込めて作るコンテンツ。 それが乗るのはサーバで、リクエストに応じてネットワークの海を流れていきます。
見た目にこだわり、お金を投じ、時間をかけて大切に作り上げたデータ。 それを乗せるインフラを「よくわからない」を理由にして、いい加減な選択をしていませんか?
このセッションでは適当すぎる選択で起こってしまう悲喜交々を元に、「炎上フラグ」や「知っておいてもらいたいポイント」をお話します。
ファナフェクト 代表
1999年からカスタマーエンジニアとしてIT業界入り。
ミッションクリティカルの分野からサーバやネットワークのインフラ業務に関わりはじめ、狂った予算感と規模感のままWebの業界へ転職してカルチャーの違いを身にしみて感じながらバランス感覚を身につける。
2007年から東京に拠点を移し、一人で100台超の物理サーバを管理・維持・発展しながら、ナショナルクライアントのキャンペーンやコーポレートサイトを数多く運営。その他、企業の移転にあわせてビル1棟分のネットワーク設計・構築を担当。その傍らプログラマーとしても経験を積む。
安定運用はもちろんのこと、インフラが関わる突発的なトラブルシューティングに強みを発揮する。
昨今ではクラウドを用いた運用を主に手がける。
2011年に帰郷。
2012年末に独立。
2013年春、某地元開催イベントのWebサイトの危機を救う。
Webの目に見えない部分を一手に引き受けながら、日々奮闘中。
敵を知り己を知れば百戦危うからず。
Web制作関連のセミナーは数多く行われていますが、顧客側の話を聞く機会が少ないように思います。
顧客となる発注側はどんなロジックで予算を決めているのか。発注側の内部ではどのような議論がされ、制作側に何を求めているのか。顧客側の気持ちを少しでも推し量ることができれば、事業運営はいくぶんかラクになるはずです。
本セッションでは、一企業の内情ではありますが、話せる範囲で限界ギリギリの情報を開示し、発注側の予算計画とそのロジックをお伝えします。
株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ 取締役副社長
2006年、CPI(現 KDDIウェブコミュニケーションズ)に入社。マーケティングと新規事業立ち上げに従事。2009年、ドイツ発のWebサイト制作ツール「Jimdo」の日本独占販売権を取得し、2012年Google、KDDIとみんなのビジネスオンラインを立ち上げる。 2013年取締役副社長に就任。