CSS Nite in HIROSHIMA, Vol.10 開催レポート
2017年10月14日、広島コンピュータ専門学校でCSS Nite in HIROSHIMA, Vol.10を開催しました。
この度、140名以上の方にご参加いただきました。
Session 1
3つのレイヤーで考えるクリエイティブにおける「文字」の扱い
鷹野 雅弘(スイッチ)
- 理解できた 平均4.4点
- 楽しめた 平均4.3点
- 役に立った 平均 4.2点
テキスト・フォント・タイポグラフィの3つのレイヤーから早く、正確に、そして、誤読や迷いがなく、スムーズにテキストを伝えるノウハウについてのお話をしていただきました。
アンケートからの抜粋
- テキストをいろんな視点から考えると文章も変わるところが印象に残りました。これから意識していきたいです。
- 文字について、目立つことよりもユーザにとって読みやすくあることがとても大事だと思いました。見出し、本分のコントラストを改めて見直したいと思いました。
- 「受け手の状況や気持ちをいかに想像できるか」というくだりが特に印象に残りました。
Session 2
CSSの最新テクニックを使って、一歩先取るコーディング
mana(Webクリエイターボックス)
- 理解できた 平均4.4点
- 楽しめた 平均4.3点
- 役に立った 平均 4.4点
昨年に引き続き登壇していだきました。
横並びはclearfixは不要、ステッキーヘッダーのもJavaScript不要、画像のトリミングもCSSだけで実現。
便利になったCSSの最新技術をライブコーディングを交えて紹介していただきました。
アンケートからの抜粋
- 実際にデモでどうなるかどうかしてくださったので、わかりやすかったです。
- 最新技術を知れて大変興味深かった。webmarker気になる!
- IEに悩まされることが多いのでPolyfillを教えていただいて助かりました。お話がとてもわかりやすく聞きやすかったです。
Session 3
For every people achieve more : マイクロソフトの Inclusive Design について
物江 修(日本マイクロソフト)
- 理解できた 平均3.9点
- 楽しめた 平均3.7点
- 役に立った 平均 3.9点
"Empower every person on the planet to achieve more"(この星のすべての人がより多くを達成するように手助けする)
これは現在のマイクロソフトのミッションステートメント。
マイクロソフトが使命とする、すべての人々が身体的能力の差にかかわらずITがもたらす恩恵を享受できる世界をどうすれば実現できるかのお話をしていただきました。
アンケートからの抜粋
- 障がいは誰にでも一時的に体験しうるのが「はっ!」としました。問題をみつけることが大切!!
- 質問者の方とのやりとりがまた良かった。アクセシビリティUI/UXなどに今とても興味があり、関心があることだったので、また一つ考えるべきことを提示していただけたように思います。
- nclusive Desingおいう言葉をはじめて聞きました。まずは「除外されている方がいる」「〇〇のように除外されている」ということを正しく認識する必要があると感じました。その上で、わたしのようにデザインやものづくりに関わる者が何が出来るか考える事ができると思いました。
Session 4
あなたの価値を高めるウェブアクセシビリティ
伊原 力也(freee)
- 理解できた 平均4.3点
- 楽しめた 平均4.1点
- 役に立った 平均 4.4点
今後、避けては通れないであろう「アクセシビリティ」について、視点を変えてポジティブに取り組んでいくための考え方やヒントのお話をしていただきました。
アンケートからの抜粋
- 価値を高めることがウェブアクセシビリティについてアクセシビリティやユーザビリティ・ヒューマンリーダブルマシンリーダブルなど詳しくそして、わかりやすい説明だった。
- web に上がってるだけでアクセシビリティという言葉が印象に残りました。少しづず対応しているところでまだまだ勉強中なので、もっと取り組んでいきたいと思います。
- 文字の大きさや色に目がいきがちでしたが、今回の話を聞いて実際にはテキストが一番大事だと思いました。適切にマークアップをしていきたいと思いました。
Session 5
既に来ている機械化の波とデザイナーができること
長谷川 恭久
- 理解できた 平均4.6点
- 楽しめた 平均4.8点
- 役に立った 平均 4.7点
昨今、さまざまなところでAIが活用されるようになりました。
Adobe製品を例に、AIにより自動化されることで仕事が奪われてしまうかもしれないといった不安をAIは仕事における敵ではなく、協業パートナーになってくれるものだというお話をしていただきました。
アンケートからの抜粋
- 機械学習にまかせるところはまかせる。スピードが上がる。システム化できる仕組みづくりについて考えていきたいと思いました。
- 機械化の波に対応する、技術能力、柔軟性を身につけると、機械にはできず人間だからできる技術も見出したいと考えました。
- 今はこんなに機械化されているのかということがよくわかり、それによって今後どうしていくのかちゃんと考えないといけないなぁと思いました。とてもわかりやすかったです。
開催を終えて
CSS Nite in HIROSHIMA, Vol10を無事終えることができました。
今回は「ウェブ制作の今と、これから」をテーマに、最新のウェブの技術、コンテンツの見せ方、アクセシビリティのありかた、機械化と今後のウェブ制作の仕事などに触れることができたのではないでしょうか?
今回も無事に開催ができたのは参加者のみなさま、趣旨に賛同しご協賛してくださったみなさま、快く登壇を引き受けてくださった講師陣の方々みなさまのおかげです。スタッフ一同心よりお礼申し上げます。